引用元:
ジョージ・S・クレイソン(著)、大島 豊(翻訳)、浅科 准平(ナレーター)
不滅の名著!
現代にも通用する大富豪たちの成功の秘密とは!?
「冨とは、手に入れるための単純な法則を理解し、それを守りさえすれば、いくらでも手にすることができる」と断言。人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と胸躍るストーリー!
本書、『バビロンの大富豪』(原題「THE RICHEST MAN IN BABYLON」)は、刊行以来80年以上経過している作品ですが、いまだにその人気は衰えることを知らず、欧米の多くの人に愛読され続けている名作です。
本書の書かれた1920年代と現代とでは、社会背景や経済情勢など表面的には大きな変化をとげていますが、しかし、本書の核心をなす「繁栄と富と幸福の原則」は全く不変であり、むしろ現在の日本においてこそ、学ぶべき内容といえましょう。
老若男女を問わず、ぜひ多くの方々に本書に綴られている「黄金の知恵」を知っていただき、日々の暮らしの中に活かしていただけたら、と願っています。
(Amazon商品説明より)
こちらの書籍は、聴く本のオーディブルで読了しました。
≫ オーディブル(Audible)(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が底本/原本と若干異なるかもしれません。ご了承ください)
古代バビロンを舞台にした物語。
多くの人が望む富や繁栄、幸運、幸福に至る道とは?
古代と現代では、時代背景も経済情勢も異なります。同様に語れない部分はあるとしても、人生における大切な教えや知恵、不変的なことも学べると思います。
今日のひとこと。
【今日のひとこと】
確かに、わしにも色々の楽しみはあるが、働くことの代わりになるものなど何も考えられないんじゃよ。
かつて、ある商人の助けにより奴隷の身から解放され、共同経営者となり富を築いた男の人が語った言葉です。
どんな苦境にも負けず、「働くこと」を最高の親友だ、とも。
お金にまつわる知恵について書かれいる本書ですが、個人的には、この言葉がとても印象に残りました。
働くとは? 自分にとっての位置付け。
先の言葉が心に残ったのは。
働くとは? を、あらためて考えるきっかけになったからです。
古代のような奴隷制度はないとしても。現代においても、会社(雇用主)や会社員(雇われる側)は、ブラック労働など似たように例えられることもあったり。
働くことも働き方も、それぞれに適した向き合い方が必要です。
シンプルなお金の法則、自分に合った働き方。
お金を増やす法則(知恵)については色々書かれていますが、一部をあげてみると下記のようにシンプルです。
・ 収入の一割を残す(貯蓄する)。
・ 欲求と必要な経費を混同しない(無駄遣いしない)。
・ 貯めた資金を増やす(投資する)。
大富豪になったりそれを維持し続けるには、才能や運も必要です。ただ、誰もがそこを目指しているわけでもないと思うので。
ほどほどの豊かさや平穏な生活を望むなら、ごくシンプルなことを実践していけば十分なのかもしれません。
そして、現代において特に大切なのは、常に自身の働き方を見直していくことなのかもと感じます。
ますます混沌としていく社会の中で流されないために、働くことの位置付けを再考してみたり、ときには何かを変えていく勇気や行動をとることも不可欠。
そんなことをあらためて思いました。
まとめ。
本書を通して、お金のことだけでなく、働くことについて何か見直すヒントが見つかるかも。
今の時代なら、仕事が遊びで、遊びが仕事になって、かつ、生活していける最低限のお金にはなる。
昔に比べ、そういう働き方をする人々もずっと増えている様子。
人生の後半になるにしたがって、活動量は減っていくとしても。
自分のできることで多少なりとも人の役に立てたり、今までとは違った面白さや楽しみを見い出す生活というのも、穏やかで安心感のある暮らし方のひとつです。
若い頃のように猪突猛進に働く時期があるのも幸せなこと。中高年になってできる範囲で新たな働き方をしていくのも幸せなこと。
今の時代と今の自身に合った、働き方や価値観など、たびたび見つめ直していきたいですね。