こちらの本を読みました。
ちきりん、梅原 大吾(著)/ 野崎 千華、檜山 尚人(ナレーター)
対談内容が面白そうで興味をひかれたので読んでみました。(オーディオブックで読了)
【Audible/オーディブル】 聴く本(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が底本/原本と若干異なるかもしれません。ご了承ください)
プロゲーマーの梅原氏、社会派ブロガーのちきりん氏。
第一線で活躍し、考え方も立ち位置もそれぞれまったく異なるお二人の、足かけ4年、100時間にもわたる対談がまとめられた本書。
逃げてはダメ、逃げてもいい、など。相反する意見であっても、それぞれに筋の通った考え方があり興味深いです。
極端に振り切った思考や行動は、なかなか一般の人がまねできるものではないとしても。
人生のあらゆる悩みや辛さにどう向き合い、対処すればよいのか、個々に響く言葉が見つかるかも。
逃げる過程で自分と向き合い、納得すること。
ちゃんとあがいておけば、何を選んだにせよ納得感が得やすいのかも。
反対に言えば、ずっとモヤモヤしてる人は、あがきのプロセスが足りてないってことなのかな。
今回、心に残ったのは、ちきりんさんのこの言葉です。
「あがく」という過程・経験は大事。
先の言葉が印象に残った理由は。
「足掻く/あがく」という言葉は、一見すると、じたばたともがいて、ひたすら苦しそうでネガティブなイメージを持たれがちですが。
実際は、日々の試行錯誤というか、実験思考というか、とても前向きな行動のひとつでもあると思ったからです。
辛さや葛藤を抱えつつ、自分に合った場所を模索し光を感じられる方向に進もうとする、ポジティブなプロセスとも言えます。
(最初から諦めたり考えることを放棄したりするなら、あがくという状況にはなにりくい。その代わり、謎のモヤモヤ感情を抱え続けることになるかも)
【あがくプロセス】逃げる、進む、試す、納得。
人生では、さまざまな「あがき」があると思います。
どんな過程を経たとしても、最終的に大切なのは、本人が「納得する」ということ。
例えば。
・ 家族や周囲に反対された職のことで悩む。
→ 〇 紆余曲折あっても、自分にはこれしかないと思える道である。
→ △ 自分が折れて家族の望む職を選んだが、毎日がつまらない。
・ 家庭と仕事の両立に悩む。
→ 〇 試行錯誤した結果、今は家庭を最優先にすると決め、それでよかったと思っている。
→ △ もっと仕事の割合を増やしたいのに、家族の協力が得られず納得できていない。
上記はわかりやすい一例ですが、実際の生活はさらに複雑だと思います。
今の場所がいやだ、やりたいことも目標もない、何をやっても長続きしない。。多くの人が経験する、このような状況にあったとしても。
いったんは逃げる、落ち着いて態勢を立て直す、別の場所で新しいことを試してみる。
そうやってあがく中で気づくこともあれば、あがいた先に、楽しいと感じたり、もっと学びたいと思えることが見つかる可能性もあると思います。
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個々の性質や価値観によって、「逃げる」ということに対する捉え方もさまざまです。
逃げずに踏みとどまることが功を奏する場合もあれば、自身を追い詰めボロボロになってしまうこともあると思います。
よいわるいではなく、合っているか合っていないか。
大切なのは、あがきつつも、生きられる環境は今いる場所以外にも複数ある、というのを忘れないこと。
誰かにとってのいい人生ではなく、自らが納得感を持てる人生を。
年齢の変化や価値観の変化を楽しみながら、たくましく。
いつでも次の居場所に向かえるような、心身の筋力をつけていきたいですね。






