【今日のひとこと】
・ fast/素早く fair/公平に fun/楽しく
・ Humor over rumor.(ユーモアは噂を超える)
引用元:
オードリー・タン(著)、プレジデント書籍編集チーム(著)、三輪 夏紀(ナレーター)
2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID‐19)の封じ込めに、成功した台湾。その中心的な役割を担い、世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の異才が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくす!
(「BOOK」データベースより)
こちらの書籍は、聴く本のオーディブルで読了しました。
(本書は、台湾デジタル担当政務委員(閣僚)、オードリー・タン氏への20時間超のインタビューから作られたようです)
(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が紙本と異なるかもしれません。ご了承ください)
わかりやすく伝えることの重要性。
【今日のひとこと】にピックアップした言葉を、少し補足すると。
1. fast/素早く fair/公平に fun/楽しく
⇒ オードリー・タン氏が台湾のある研究機関より依頼をうけたことから、選びだされたのがこの3つのキーワード。
(依頼内容は、台湾における新型コロナ対策について、海外の人たちにシェアしてほしい。膨大な情報を5分という短時間で、他国との違いを明快に伝え理解してもらえるように。というもの)
2.Humor over rumor.(ユーモアは噂を超える)
⇒ トイレットペーパーの買い占めがおきそうになったとき、行政院長が「誰でもお尻はひとつしかない。だから安心してください」というキャッチフレーズで騒動を収めた。
(ユーモアによってフェイクニュースを払拭。「Humor over rumor」というアイデアに基づくもの)
どちらも韻を踏んでいて、音としても単語としてもわかりやすく覚えやすいですね。
混乱のときそこシンプル思考に。
上記のフレーズが心に残った理由は。
・ 非常事態(世界的なパンデミック等)のようなときこそ、誰にでも伝わるわかりやすい言葉が必要なのだと、あらためて認識したから。
・ 公のことでも個人的なことでも、様々な事情で騒動や混乱が起こったとき(起こりそうなとき)こそ、冷静かつシンプルな思考が大切だと感じたから。
混沌とした状態を解きほぐす。
ものごとをわかりやすくするというのは、想像以上に大変な作業です。
あらゆるものを難しく複雑化してしまう.. という傾向は、私もたびたび反省することがあるので。
日常生活の中で少しずつ意識し、シンプルな状態に変えていくようにしたいものです。
例えば。
【目に見えないもの、思考、感情】
・ 本やネットの情報、人から聞いた話などで、頭の中が混乱しそうな場合。
→ 膨大な情報を受け取ったら、少し時間を置いてみる。その後、主旨をできるだけ短く(あるいは一文で)まとめてみる。気になった箇所だけ書き留めておく。今、必要だと感じる内容にフォーカスする(他は忘れても気にしない)。
→ 頭の中が整理され、人の意見に左右されすぎなくなる。自分なりの考えも大切にできるようになる。
【目に見えるもの、物理的に動かせるもの】
・ 家中、部屋中に物があふれかえり、生活しにくい。災害時も危険である。物の多さのせいで、精神が落ち着かず、いつもイライラしがちな場合。
→ とにかく物の数を減らして、ある程度スッキリさせてみる。(明らかなゴミ、長年まったく使っていない物、この先どう考えても使う機会がなさそうな物、あまり好みではない物、等々を捨てる、手放す)
→ 物理的に部屋がすっきりしてくると、単純に生活しやすくなり、気分もよくなる。
シンプルな思考・言葉・状態にたどり着くプロセスは、人それぞれです。
物理的なもの、非物理的なもの、それぞれつながっていると思うので。
まずはどちらか試してみると、自分なりに変化を感じられたりするかも。
(個人的には見える物の片づけから手をつけることで、物や精神の混沌状態から徐々に解放され、一定の効果を実感しました)
![](https://r-step.com/wp-content/uploads/2022/02/bulletin-board-ge913c6131_640.jpg)
まとめ
fast/素早く fair/公平に fun/楽しく
Humor over rumor.(ユーモアは噂を超える)
膨大な情報も適切に凝縮されると、伝わりやすく簡潔な言葉に置き換わるのですね。
頭と心が混乱しそうなときこそ落ち着いて。
自分自身の前向きな行動を促すような、キャッチフレーズやシンプルな言葉を掲げてみるのも、人生を楽しくするコツかもしれませんね。