こちらの本を読みました。
デール・カーネギー(著)、香山 晶(翻訳)
悩みの大きさにかかわらず、常にシンプルな解決方法に沿って考えてみる。
人生のなかで、けしてゼロにすることはできない【問題】や【悩み】。少しでも解決につながるような、シンプルな考え方を知りたいと思い、読んでみました。
アメリカのデール・カーネギー氏の名著といわれ、世界中で長く読まれているこちらの本。
元々の出版年は古く(初版1944年)、そのため、例としてあげられている人々の悩み・問題について、戦時中の生死にかかわるような、より切実で過酷な内容も多いです。
悩みで人生を失うというのは、少しも大げさなことではないのだと、身につまされます。
ただ、本書を読むと、人生を奪われかねない悩みや問題に直面した人々も、シンプルな思考のステップに従うことで、徐々に解決。
人生を回復させることも可能なのだと知ることができ、勇気づけられます。
つまり、時代とともに悩みの種類が変化したとしても、現代の私たちの悩み・問題にも当てはめて用いることができるということ。
複雑に見える悩み・問題も、ひとつずつ対策、行動していく。
先に、個人的に心に残ったこと、気づきををまとめてみます。
□ 悩みの増幅は、心身の健康と時間、ときには人生まで奪うものである。
□ 少しずつでも、悩みの堂々巡りを減らすことが大切。
□ 悩みや問題を、長引かせないようにすること。
□ あらゆる悩みも、解決するための方法は、シンプルなステップ(手順)に沿っていくこと。
□ 最悪の場合を受け入れる覚悟や、問題を解決をしようとする姿勢を、忘れないこと。
悩みを解決するためステップ(手順)。
内容の一部をご紹介。
一、 悩んでいる事柄を詳しく書き記す。
二、 それについて自分にできることを書き記す。
三、 どうするかを決断する。
四、 その決断を直ちに実行する。
一、 問題点は何か?
二、 問題の原因は何か?
三、 いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
四、 望ましい解決策はどれか?
書き方は異なりますが、いずれも、とてもシンプルな手順です。
→ 悩み・問題の原因を洗い出し
→ できる対応策を考え
→ 行動に移す
私を含め多くの人が悩みや問題を長引かせてしまうのは、気持ちの混乱で冷静さをなくしていたり、考えること自体を放棄してしまったり、といったことも原因としてあるのかもしれません。
まずは心を落ち着かせ、「ひとつひとつの手順に沿って考えてみる、できることを実行する」。
同時に、「無理なことは諦めたり受け入れる、できるだけのことをしたらあとは成り行きを見守る」、そういう姿勢も必要になってきます。
こうしたプロセスを根気よく試していくことで、自分で解決できる悩みや問題は、これまでよりずっと多くなっていきそうです。
(*上記は、悩み解決のための主要な考え方のひとつ。
本の中には様々な体験談と、悩みを解決するための視点が盛り込まれているので、それぞれ自身に合った考え方を取り入れたり、試すことができると思います)
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不安、恐怖、怒り、憎悪、苦しさ、辛さ、悲しみ、心配、苛立ち、寂しさ、緊張、焦り、、。
時代がどれだけ変わっても、人間の悩み・問題は尽きることがありません。
人は、無気力になり人生を台無しにすることもできれば、気づいたときから新しい考えを取り入れたり、明るい方に向かって行動することもできます。
「小事にこだわるには人生はあまりにも短い」
上記の言葉を心に留めつつ。
悩みに足を取られて、人生を失わないためにも。折に触れて読み返したい1冊です。
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