本とことば

ネガティブな感情・怒りを手放して、安らぎを取り戻す方法

こちらの本を読みました。(オーディオブックで読了)

著者:草薙 龍瞬 、ナレーター:草薙 龍瞬


著者は、宗派に属さない独立出家僧として、合理的な方法としての仏教や現代社会への応用を伝える活動(講演・著述など)をされている方です。

著者自らがナレーターを務めているのも魅力的。

言葉や想いの熱量がじんわりと伝わってきて、引き込まれます。

【Audible/オーディブル】 聴く本

(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が原本と若干異なるかもしれません。ご了承ください)


怒ることにも適切な技が必要。身を守るために

こちらの本を読もうと思ったのは、怒りという得体のしれないものの怖さを感じたからです。

もらい事故のように、謎の怒りやネガティブ発言を向けられて困ってしまうことってないでしょうか。

怒りというのは、自分発のものと相手発のものがあるそうですが、後者のケースです。

このようなことに遭遇してしまうと辛いですよね。。

その理不尽さに、怒るという反応も多少はあったとしても、それが憤りや虚しさ、怖さのような感情に変わってしまうこともよくあります。

やれやれ.. というような、なんだかしょんぼりした気持ちになっていたときに偶然こちらのオーディオブックの配信を見かけ、思わず聴くことに。

著者の草薙龍瞬さんのオーディオブックや電子書籍には、これまで何冊もお世話になっていて、たくさん救われることも学びもあります。

怒りという感情(他者. 自分)についてさらに深堀りができそうと関心を持ちました。

消えない悩みには、5つのラベルを貼って片づける【本】


印象に残ったところ

すべての怒りを手放して、やすらぎを取り戻す。

それが人生の最終ゴールです。

本当に自分が求めているものだと感じます。

怒りのみならず、あらゆるネガティブな感情や妄想を洗い流し、心が平和で穏やかな状態、心身ともに健やかでいられることが、どれほど尊く大切なことか。

仏教はやすらぎを取り戻す方法です。

怒りは我慢するものではありません。

上手に対処するものです。


怒りへの対処法・技を習得する。ステージに沿って一歩ずつ

本書では、怒りというものに対処するために、ステージ1〜ステージ9・最終ステージまで、さまざまな技が伝授されます。

ざっくりまとめると。

■ 怒りへの対処は大きく分けて4つ

1. 怒りは流すもの(早めに忘れることが正解)

2. 怒りはかわすもの(距離の取り方、かわす技術)

3. 怒りは返すもの(相手と話し対峙する.戦う、理解を求め伝える)

4. 怒りは活かすもの(次へのエネルギーとして活かす、怒りから素早く立ち直る)


怒りというものを紐解き、正しく怒ること、他者の怒りに対処すること、そして、やすらぎを取り戻すまでの道のりが示されているものだと思います。

人によって考え方は異なりますが、個人的には、3.が最も難易度が高く、できれば避けたい..と感じてしまいます。

(相手と対峙し冷静に伝えるというのは、確かに必要な場面もあると思います。

ただ、大変な思いをしてまで理解を求める価値のある相手なのか、伝える価値はないと思えば手放す、1.や2.の対処法で十分な場合もある。 

そのような考え方も、とても印象的でした)


必要な技法の多さに圧倒されそうな感じもしますが、何か困れば何度も読み返して技を思い出し、ひたすら練習するのみ。あとはきっと慣れの問題。

これらを自分の技として持つことができれば、それが他者の怒りでも自分の怒りでも、それほど考え込まずに対処できる日がやってくるのかも。

すべての技(わざ)をコンプリート、習得すれば、どんな相手にも立ち向かえる、強い自分が手に入ります。


著者のユーモアのある語り口やエピソード、ちょっと笑えるような対処法もあり。

単行本や電子書籍で読むのももちろん有益ですが、オーディオブックでは講話を聴いているような臨場感もあり、おすすめです。


怒ることは自然な感情であったとしても、ネガティブな感情を流すことを常に考えて実践していると、そのうちなんだかばかばかしく思えたり、どうでもよくなったり。

いずれは、ムダな影響も受けずに余計な感情をうまく手放せるようになったり。

そうして空いた頭や心のスペースには、前向きな気持ちや明るさ、穏やかさがもたらされるのだと信じます。

目指すべきは、怒らなくてすむ世界を取り戻すこと。


常に怒りを外に向けながら生きる人も、じっと耐えて怒りを抱え苦しみ続ける人も大勢います。

中年期高齢期と年齢が進んでも、へなちょこな自分はどこかに潜んでいたりします。

だからこそ、いくつになっても技を学び続けることが必要。

私にとって心の平和と安らぎは、生きるうえでの大切な基盤です。

家族、友人、知人、見知らぬ人、どんな関係性であれ、人との距離の取り方は自分で決めていくのが基本。

相手が誰であれ、自分の心を守るには適切な技(わざ)が必要ですね。

自分が納得できる人生を生きること、それが唯一の正解なのです。

大切なのは、怒りやマイナスの感情に人生を絡め取られないこと。

本書を繰り返し読み(聴き)すれば、生涯で遭遇するであろうあらゆる種類の怒りや負の感情に対処できる、心の技や構えを習得できる気がします。

心を守る方法(著者の言うメンタルアーツ)・智恵は、防災用品を備えるのと同じように、人生に必要なもの。

感情的な災難が起きたとしても、本書で学んだ技を繰り出せば、意外とうまくかわせたり流せたり。

ちょっとたくましくなった自分に出会えるかもしれませんね。

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