怒りにまかせて行動しないこと。恐怖と畏怖

昨年くらいから、なんとなく関心を持つようになった本です。

新日本聖書刊行会(翻訳)

(* 個人的には長年、宗教などについて疎いまま過ごしてきました。最近は、知識として、人類の歴史書として、知恵を学べるものとして『聖書』に関心を持つようになり、少しずつ読んだりしています)


畏怖の念をいだくことの大切さ

最近では、下記の言葉が印象に残りました。

愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。
「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」
主はそう言われます。
(新約聖書 ローマ人への手紙 第12章19節)

よくわからないながらも、『聖書』に触れるようになって最初に抱いたのは、「恐れ」のような身の引き締まるような感情でした。

上記の言葉は、それを象徴していると思います。


復讐、報復などは人がしなくてよい

先の言葉が印象に残った理由としては。

・ 神には神の、人間には人間の領域があると認識することで、避けられる悲劇もあると思うから。

・ どれほどやむにやまれぬ怒りや悲しみに襲われたとしても、人が復讐・報復するようなことがあれば、より苦しく辛い結果を招くと感じるから。

・ 高慢や慢心をやめ、人間の力の及ぶ範囲はごくわずかだと知り、適切な恐れ(畏怖の念)を持つことができれば、大きな過ちの回避につながると思ったから。


日常生活にあてはめて考えてみる

紛争、災害、事故など、自分ではどうにもならないことは、世の中にあふれています。

いっぽうで、下記のようなことは、自身の捉え方や考え方しだいでいくらでもやめる(変える)ことができるとも言えます。

・ ごく些細なことに腹を立てる

・ 常に不平不満を言う

・ 威張る

・ 人を攻撃するような態度をとる

等々

復讐や報復のような究極の感情には至らなくても、怒りに身をまかせてばかりでは成長もしづらく生きにくいままだったり。

ネガティブにやり返そうとするのではなく。

自身の言動を振り返って改善につなげたり、考え方や行動を変えてみたり、人との距離の取り方を工夫したり。

そういう試行錯誤を続けることで、生きやすくなることも、きっとあるのではと感じています。


***

愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。
「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」
主はそう言われます。
(新約聖書 ローマ人への手紙 第12章19節)

怒りや憎悪、正義などに対する感情の強さは、人によっても、人生で体験してきた事柄によっても大きく異なると思います。

どうにもならないほど、辛く苦しく、やり場のない気持ちを抱えてしまうことも。

それでも、どんなに激しくマイナスの感情をいだいたとしても、ネガティブな方法でやり返そうなどと考えないこと。

そして、負の要素を断ち切れるだけの人としての強さがあると信じることも、大切なのかもしれません。


過度な恐怖(心配、臆病)とは違う、畏怖・畏敬の感情を心にとどめながら。

人知の及ばないことは手放すと決め、あとは天にまかせて。

少しでも明るい光を感じられるような、言葉と行動を選んでいく。

多くの人が、それぞれの日常生活を、穏やかに平和に暮らすために心を使うことができるといいなと思います。

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