他人と比べて落ち込んだときに思い出す言葉。比較対象は昨日の自分

こちらの本を読みました。

森見 登美彦(著)


心が和むようなファンタジーを読みたくなり、オーディブルで読了しました。

【Audible/オーディブル】 聴く本

不思議な物語に引き込まれつつ、思いがけず人生訓のような言葉が印象に残りました。


他人と比べて落ち込んだときには。

他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ。

(※ 小説の中とはいえ、主人公・小学4年生の少年の言葉です。大人だからこそ忘れがちで、少しドキッとさせられる言葉かも)

誰かと自分を比較して、落ち込んだり、辛くなったり、苦しくなったりすることは、人生でいくらでもあると思います。

たとえそれが有益ではないことだと、頭ではわかっていたとしても。

そして、大切なのは2つのことだとあらためて思いました。

■ つい人と比べてしまうのは、それほど大きな問題ではない。

■ 大事なのは、昨日の自分より、少しでもよい積み上げができたかどうか。そこに意識を向けること。

 (小さくても何かを学べたか、試行錯誤できたか)


比較の対象にするなら、昨日の自分。

上記のように思う理由としては。

□ なんとなく周囲が気になるのは、反応として誰にでもあることだから。

□ その感情的な反応に長くとどまって落ち込むよりも、「昨日の自分」はどうだったかな、というところにフォーカスしたほうが建設的だから。

□ 意識的に「昨日の自分」を振り返る練習をする(習慣をつくる)ことで、気持ちの切り替えも早くなるから。


自分で決めたことを守ったか確認してみる。

人と比べて落ち込む時間を長くする前に、「自分との約束」を守っているかどうかを確認すること。

あらためて、紙やスマホのメモなどに書き出してみると、意識の方向を変えるのに役立ちます。


◆ 例えば。

・ ダイエットの目標を立てたはずなのに、今週は間食が多かった..

→ なし崩しにせず、今日から、明日からまた気をつければOK。

・ 1日の終わりに必ず掃除をすると決めたのに、ほとんどできていないかも..

→ 3分でも1ヵ所でもいいから、ハードルを下げて、毎日続けられるように変えていく。

・ 早起きを習慣にして、朝の時間を有効に使いたい。

→ うまくいかない日もあるが、半年前に比べたら、平均30分は早起きできるようになっている。(この調子なら、来年の今頃は、平均1時間は早起きできていそう)

等々。


こんなふうに、ごく簡単なところから、関心のベクトルを変えていくことができれば。

他人との比較より、自分との比較(約束を守ること)の重要性や面白さに目が向き、余計な辛さや苦しさも、いつのまにか薄まっていたりします。


***

ファンタジーの世界と、賢く愛嬌のある少年のキャラクターに魅了されつつ。

なぜか自己啓発的な感想になってしまいましたが、とてもよい本でした。

他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ。 一日一日、ぼくは世界について学んで、昨日の自分よりもえらくなる。

小説の中の登場人物にもそれぞれに時間が流れていくように、現実を生きる私たちも、自分の時間を精いっぱい生きられるように。

毎日のちょっとした成長を楽しめる人生にしていくこと。

それが、心の明るさや穏やかさにつながっていくように思います。

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