本とことば

人生の法則? 幸せに生きるためのチャンスに気づくこと

こちらの本を読みました。

廣嶋 玲子(著)


あるとき、アマゾンの本のランキングで知った本書。

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表紙の独特な雰囲気が気になり、急に読んでみたくなりました。(キンドルで読了)

(個人的にテレビを見なくなってずいぶん経つため。テレビアニメとして放送され、とても人気があると後から知りました)

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カテゴリーとしては児童書ですが、読みやすい文体やストーリー展開は、子供のみならず大人にも面白く惹き込まれます。

不思議な駄菓子屋「銭天堂」で、特異な雰囲気をまとった店主・紅子さんから渡される不思議な駄菓子たち。それらを買った人々の扱い方や行いしだいで、人生に明暗が生まれていきます。。


印象に残ったところ

世の中には、残念な人も多いものでござんすねえ。せっかく銭天堂にえらばれて、幸せになるチャンスをもらったというのに。自分からルールをやぶって、幸せになりそこなうんでござんすからねえ

今回、印象に残ったのはこちら。銭天堂の店主・紅子さんの言葉です。


目には見えない法則のようなもの

上記が心に残った理由は。

年齢にかかわらず、人生のあらゆる場面で勘違いしたり傲慢になったりする人間は多いけれど。

目には見えない人として生きていくための法則とかルールというのは確かにあって、あまりに逸脱すると軌道修正されるものなのだろうなと。

そんなことをあらためて感じたからです。


この世は勧善懲悪のようなわかりやすい世界でもなく。不遜なふるまいや悪事を積み重ねていても、何事もなかったかのようにすごしている人も少なくはなかったり。

それでもどこかの段階で、悪い行いへの戒めや報いは、気づかないかたちであったりするものなのかも。

(子供も大人も、人間を超越したあらゆる事象に対して、畏怖の念を持つのは大事なことかもしれませんね..)


健気でかわいい生き物、平和な場所

この1巻の終わりで描かれている、好きな象徴的な場面があります。

紅子さんは身をかがめて、はこんできた招き猫をおろしてやっ た。招き猫は、すぐさま、おせんべいを焼くのを 手つだいはじめた。

詳細は控えつつ例えてみると、それは「チャーリーとチョコレート工場」という映画。最後のシーンでふとを思い出しました。(こちらの原作は、イギリスの小説家 ロアルド・ダール氏の「チョコレート工場の秘密」)

小さな人や生き物が、いそいそとまじめに働き、楽しげに動き回る様子。

いずれの物語も、シュールな中にどこか健気でかわいらしい世界観があり、何か共通するものを感じます。

もしも世界のあちこちに、こんなふうに健気さと優しい心を持った人や生き物、穏やかな場所が存在していたら。救われる人はきっとたくさんいるはずと、そんなことを思いました。


***

シンプルかつ極端に描かれているように感じるお話だからこそわかりやすく、心にすっと入り込んで余韻を残します。

寛容で、柔軟で、潔くて素直な心の姿勢。銭天堂の紅子さんのような人や場所に出会ったときは、何かを改めたり変えたりするチャンスをいただいているのかも?

残念な自分を脱ぎ捨てて、新しくよりよい道を歩ける自分に変身できるかもしれませんね。


(子供のころ夢中になった不思議なお話や、ファンタジーの世界を思い出しました。

1冊読むと次々読みたくなるお話に、その人気も納得。すでに17巻まで出ているようなので、また機会を見て読んでみたいです)


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余談: 読後エピソード

1巻の中で特にこわいなと思ったお話は「カリスマボンボン」。

現実の社会でもありそうなお話です..。

あと、気になったのは、ピカッと光る招き猫たちが焼くおせんべい。

なんだか楽しそうで幸せそうなおせんべい、どんな効果・効能があるのでしょうか。いつか食べてみたいものです。

(追記: その後ふと気になり、サイトで銭天堂のことを調べたら、こんなにたくさんの銭天堂グッズがあったとは。知らなかったです..。おせんべいも買えるのですねー)

【アニメ公式サイト】ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(グッズ)

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