こちらの本を読みました。
高城 剛(著)
長い人生のなかで、心身を病んでしまうリスクは誰にでもあります。
そんなとき、人はどうすれば回復に向かうことができるのか。
その答えの一端でも知ることができればと思い、読んでみました。
心と体は自分で守る意識を。 健康・医療のことも人任せにしない。
「医療や健康の常識は、あっという間に覆ってしまうのが今日です」
時代とともに情報の変化は激しく、本当にその通りだなと思います。
こちらの本は、著者である高城剛さんのメールマガジン内での、読者からの健康・医療に関する質問が、Q&A形式でまとめられたものです。
さまざまな健康に関する疑問や悩みを垣間見たり、加速するテクノロジー、科学、医療のあらゆる進化を感じたりできる1冊。
自身のこと、家族や友人、身近な人など、それぞれに度合いは違っても。現代では、多くの人が何かしら心身の健康について問題を抱えているのかもしれません。
そうした問題に対応するには、それぞれに必要な知識、情報を取り込みつつ。自分の頭で考えるという意識が、今後さらに重要度を増してきそうです。
問題が何かを理解することが、健康に向き合う第一歩。
本書を読み、心と体の健康について、自分なりに大切だと思った点をいくつかまとめてみます。
- 心と体に不調があるなら、何らかの対策を考える。
- 対処を先延ばししたり、放置しないこと。
- 何が問題(原因)なのか、そこを知ろう・理解しようとする姿勢が、心身の健康を回復させるための一歩になる。
- 自身のことでも、家族や周囲の人のことでも、回復には根気も忍耐も必要。
- 時間がかかることを前提に、焦らず長期的な視点で考える。
- 人と比べず、自分の人生を大事にすること。
自分で立ち直ろうとすることの意味。
とても印象的なQ&Aを一部引用します。
質問内容は、質問者さんの友人についての相談。
長年の親友が、様々な事情で心を病んでしまい、ご家族も大変な思いをしている。親友としてどのように接したらよいか、というもの。
A
人生、いつどうなるのか、わかりません。それは、僕とて同じです。しかし、あらゆる病気は、自分で解決するしかないと、僕自身のわずかながらの経験から痛感しています。
どんなに大金持ちでも偉人でも、そしてこちらにとってどんなに大切な人でも、ご自身が病気を治す気がないなら、その病気は治りません。
いままで、「誰かに何かしてもらうことばかり」の日々を送っていると、いざという時に、治す力が働かないのです。ここに、現代の病気の多くの問題が潜みます。
ここ数年、世界中の最先端医療を調べていると、一人旅と治癒力は比例するのではないか、と思うほどです。いくら、一人旅の面白さを説いても「誰かに何かしてもらうことばかり」の日々を送っていれば、それは面白い旅路にはなりません。
一人旅は、旅先で次々起きる問題に対し、自分ひとりで立ち向かい、解決しなければ帰路に つくことができません。病気と向き合う日々は、一人旅と同じです。周りがどんなにサポートしても、旅路は進まないんです。
ですので、どんなに歯がゆくても、ご本人が厳しい旅路を進む強い決意を待つしかありません。特にご家族ではないなら、尚更です。
そんな折、ご質問者ができることが、たったひとつだけあります。それは、ご自身が絶対に病気にならないことだと思います。
(中略)
自身の健康をしっかり維持する者だけが、やっと他者を思いやれる時代なのです。ご友人の現状 は、明日のご自身かもしれません。ここには、僕も含まれます。
『赤本』
他者を思いやる気持ちは、もちろん大切なものです。
一方で、まずは自身の健康のために、ある程度のコスト(病気を防ぐための)をかけることができるのか。
もし自身が病気になった場合に、ひとりで病気に立ち向かう気概があるのか。
本当に心と体の健康を考えるなら、誰もが真摯に向き合うべきは、まず自身のことなのだと。
【自分に向き合う力】について、あらためて問い直すきっかけになる内容だと思います。
***
洋服を選ぶように、医療を選ぶ時代。
ともにセンスが問われる時代なのです。
という著者の言葉も印象的です。
仕事、お金、人間関係など、人生で起こるあらゆる悩みと同様に。
心身の健康問題についても、【自分で学び考える力】をつけながら、舵取りをしていく姿勢も大事です。
そんな気持ちを新たにしつつ。本書からヒントをもらいながら、それぞれが自身の健康について、真摯に向き合っていきたいですね。
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