ある程度、自分で気が済むところまで片づけて、物を減らすことができた今だから思うことがあります。
それは、モノとココロの両方を含めた「片づけ計画」のようなものを事前に作るとよかったなということです。
こんまり(近藤麻理恵)さんの本に従って、カテゴリー別にモノを選別し手放していくという順序については、あらかじめ計画できていて、そこは問題なかったのですが。
個人的な反省点としては、物理的なモノにフォーカスしすぎて、非物理的な思考や感情が追いつかず、もっと具体的に望む生活や心の状態のことまで想像して、事前に書き留めておくとよかったなと思いました。
片づけ中、迷子にならないために。
箇条書きでもいいし、途中で計画が変更されてもかまわないので、片づけに入る前に最初に考えていたことを書き留めておくことは、かなり有効なことだと思うからです。
というのも。片づけの本に影響されて気分も盛り上がり、わりと勢いよく片づけに突入したのはよいものの、途中で何度も下記のようなことに悩まされたからです。
・途中で捨てることに迷いが出る
・体力的にも気持ち的にも疲れて最初の勢いもなくなる
・なぜ片づけをしているのかわからなくなる
・物を減らしたいが目的があいまいになっている
・片づけが進まなくなる
本に書かれた様々な捨てる基準を意識しているにもかかわらず、それでも捨てられなくなったり、片づけの迷路に迷い込んだような気分になったことも。
おそらく、片づけて物が減りすっきりした住環境を手に入れれは、心身ともに快適で色々なことがうまくいく、というような、漠然としたイメージだけが先行していたからだという気がします。
物を減らしたい願望が強かったわりに、減らした後の具体的な生活の仕方や心理状態が、うまく思い描けていなかった(ぼんやりしていた)ことも原因。
人生の中で、物を捨て続ける経験も、そこまで物を減らした生活の経験もなかったので、最終的にいったいどうなるんだろう..、という心理的な抵抗も働いて、途中、片づけを休んだ時期もありました。
こういう気持ちの問題は、実際に片づけていかないと自分でもわからないことなので、ある程度は仕方のないこと。
それでも、モノとココロの両方を考えた「片づけ計画」があれば、途中で行動が止まっても、最初の計画や片づけ後のビジョンを思い出して、そこに立ち返ることもできたはず。
元の計画に違和感が出てきたり、新たな目的に気づけば、変更を加えることも可能だったのではと。
そんな経験から、最初は簡単な計画でもよいので、漠然としたイメージに逃げるのではなく、できるだけ何度も掘り下げて、物心両面で片づけることの目的やその後のビジョンを、可能な限り明確にできるとよかったなと思うのです。
「片づけ計画」は、片づけの迷いや疲れを最小限にする。
大まかな計画や方向性を書きつつ、あとは思いつくことは何でも具体的に言葉にして加えてみるとよいと思います。
・何のために片づけたいのか
・どのくらいの期間で片づけるのか
・どれくらい物の量を減らしたいのか
・どのような部屋の状態にしたいか
・どんな気持ちで暮らしたいか
・片づけ終えたらやりたいことは何か
・何をいちばん大切に生活したいのか ・・等々
文字にしてその計画をたびたび意識するのと、頭の中だけでなんとなく思っているのとでは、のちのち結構差が出る気がします。
片づけ迷子に陥らないためにも、自分なりの片づけ地図(指針)を持っておくと、作業への迷いも減り、捗りやすくなるのでは。
(今振り返ると私の場合は、片づけ後に具体的に何かをしたいというより、片づけによってよりよい精神状態(強さ・明るさ・穏やかさ、など)を手にし、それを長期に渡って続けていくことが一番の望み(目的)だったと感じます)
片づけてそぎ落としていく作業そのものが、自分の本当に望んでいることを知る手掛かりになることもあるので、片づけに向き合って疲労困憊することも、けして悪い経験ではないと思います。
けれど、消耗や停滞などができるだけ少ないほうが、心身への負担を減らせるのも確かです。
片づけは、心身の疲労・消耗をともなうと知っておく。
片づけが疲れることくらい誰でもわかると思っていても、その疲労度合というのは、やはりこれまでの片づけとは違っていました。
とにかく一定期間に集中して、捨てる残すの選択・決断を繰り返し、それを連続していく作業は、体力以上に心のエネルギーを奪われ消耗します。
これをある程度、先に知っておくだけでも、片づけの挫折は防げるかもしれません。
(片づけの停滞期が来ても、そんなこともあるという心構えがあれば、わりと楽観的に乗り越えられたのかも)
片づけの最初から最後まで、楽しい気持ちを保ったままで作業を終えられる人もきっといると思いますが、このあたりは個人差もあること。
思いがけず片づけ迷子になってしまっても、焦らず、落ち着いて片づけ計画を見直してみたり、また気持ちが回復してから再開すればよいと思います。
***
今回は、自分の片づけを振り返って、もっとこんなふうにしたら楽だったり、うまく乗り越えられたのかなと思ったことをあげてみました。
年月が経てば、望む部屋の状態や心の状態、暮らし方もきっと変わっていくはずなので。また次回、大きな片づけをするときは、あらためてモノとココロを含めた計画をもって取りかかりたいなと思います。
関連:
「第2回目の片づけ祭り」が終了、今思うこと(2015年9月)






