本とことば

お金の不安、苦手意識を減らすには。感情の罠にはまらないこと

こちらの本を読みました。

『人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実』 著者:山崎 元


お金の不安を減らすために

こちらの本を読んだのは、お金の不安や苦手意識、向き合い方をあらためて考えてみたいと思ったからです。

人生に不安はつきものとはいえ、人生の後半ともなればなおさらかもしれません。

個人の資質や時代の変化もあるので、著者の教えをすべて真似できるわけではありませんが、自分にできること・できないことを見極めて、残りの人生を再考するきっかけになると思いました。


特に心に残ったところ

「お金は、たんたんと合理的に扱うといい」


本からの気づき、感想

お金への苦手意識や不安などを減らすために、どう考え行動していけばよいのか。そんな悩みと向き合いたいときに、おすすめの1冊。

長年金融の世界に身を置き、経済評論家でもある著者(山崎元さん)。この本を読むと、お金のプロが考える「お金について」を知ることができます。


実務的な知識もある程度は必要ですが、お金にまつわる感情の部分の多くが、人を不自由にしているのだと。

お金に対するメンタルの大切さについて、あらためて考えるよい機会になりました。

書かれている内容をすべて体得・実践することは難しくても。学んだことを心に留め、たびたび思い出すことで、お金に対する思考は整理され、これまでよりもシンプルに捉えられるようになっていきそうです。


お金の教養・基本について考えてみる。

お金に対する苦手意識を減らし、人や情報に振りまわされすぎない、健全なお金との距離感について、あらためて考えてみたい。

そんなことを思いつつ、2冊を読んでみました。(冒頭で紹介した著書と、あとからもう1冊)

本来必要なお金の教養はシンプルなもの、という前提に立ってみると。

知らないうちに、無防備に人や情報に煽られて、自身の頭で考えているようでそうでもない、そんなことにも気づかされます。(銀行、証券、家、ローン、保険、車など、お金にまつわる様々なこと)


お金の本質はシンプルなもの。

2冊の中から、シンプルに立ち返る言葉をいくつかまとめてみます。



◆こちらは若い世代に向けて書かれた本のようですが、大人にとっても、お金の変わらない本質を学べるものだと思います。

(ざっくりとしたお金の概要だけでなく。仕事、保険、借金、家、年金、老後の資金計画、投資・運用、リスクなど、生活の中で多くの人が不安や疑問に思うことについて解説されています)

・お金は人生の自由を拡大する手段だが、あくまでも手段に過ぎない。

お金は、たんたんと合理的に扱うといい。

お金の運用は、他人(プロを含む)に任せるよりも自分で行う方が簡単であり、安心でもある。

・お金にはきれいも汚いもありません。もしお金というものに対して強く身構えているとするなら、あなたはお金をめぐる感情の罠にはまっているのかもしれません。

お金をめぐる感情の罠にはまらないためには、正しい知識を持つこと、そして自分で考えて納得することが大切です。

・運用・投資は幸せな人生のために、多くの場合それほど決定的な要素ではありません。

・お金は無理ない範囲で「なるべく増えればいい」のだと心得て下さい。

・運用には「市場のリスク」と「人間のリスク」の2つのリスクがある。

・お金を手段としてたんたんと合理的に扱うということができている人は、大人でもなかなかいません。

・金融ビジネスの側では、商品やサービスを複雑化して、顧客(中略)を絡め取ろうとします。ともすれば陥りやすい複雑化を警戒して下さい。


本の終わりのほうに、「付録 運用をめぐる地雷リスト」というのがありますが、読んでいると結構ドキリとさせられます。

(個人的に思い当たることもあり。避けられる失敗やリスクには、適切な知識・判断材料を持つことで、対処も可能になるのだと感じます)



◆こちらは山崎元さん・大橋弘祐さんの共著で、投資・運用についての書籍。お金のプロと素人の対話形式で、わかりやすく解説されています。

今後知識を深めるにしても、まずは余計な情報に惑わされず。投資のシンプルな概要や、具体的にやるべきことなどを知りたい初心者にぴったり。

(世の中の仕組みを知らなくて、無駄や損をしていること、リスクにさらされていることは多い・・。そんなことも考えさせられます)

・お金は運用することによって、お金を生み出す性質がある。

・自分とは別にお金にも働いてもらう。


投資とは、お金を経済活動に参加させること。

若いころから投資を始め、投資歴も長く経験値も高い人々ならともかく。素人・初心者にとっては、手間やリスクなど何かとハードルが高く見える世界です。

ただ、本書のようにあらかじめやることをシンプルに限定し(投資信託や国債)。まずは、それに沿ってできるだけ迷いを減らし、行動していくのがよさそうです。

あとは、その都度知識をつけていくこと。そうすれば、いずれは自分なりの判断や納得もついてくるのだと思います。

(ひとことに投資と言っても、あまりに奥の深いことなので。個々の性質や、身の丈に合ったかたちで行えば、それで十分なのかも)


お金への苦手意識も、一旦受け入れる。

子供の頃や学生時代から、お金について学ぶ機会が豊富にあれば(家庭や学校など)、大人になっても平均的にうまくお金を扱えるのかもしれません。

ただ、実際はそのような教育機会も少なく。お金の管理が得意な人もいれば、苦手な人もいます。

自身の若い頃を振り返っても、お金への関心が薄く、学ぶ機会を逸してしまったのはとても残念。なので、お金について漠然とある苦手意識は、それはそれとして受け入れつつ。

今後は、「たんたんと合理的に扱う」ことを心に留めながら、改善できることに気持ちを向けていくことにします。



自分に合ったお金の付き合い方も、定期的に見直してみる。

年齢や生活環境によって、誰しも考え方は変化するものであり、お金まわりに関する意識やスタンスも、千差万別。

最終的には、自分で考え判断し、納得することが大事。

得た知識の中から、何を採用し、何を自分の基準として生きていくのが、今後の人生を心地よくシンプルなものにするのか。

そんなことを考えながら読んでみるのも、面白いと思います。


生きている間は、誰もが必要なお金の学び。

複雑化していく仕組みに惑わされず、お金とシンプルに付き合えているか、淡々と扱えているか。ときどき見直していきたいですね。

【山崎 元】著者ページ・作品を見る Amazon

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