人生の分岐点と人の縁の不思議に想いを巡らせる

こちらの本を読みました。(オーディオブックで読了)

著者:香住 泰 、ナレーター:伊勢 文秀


〜 人生の分岐点は、突然やってきた 〜 

そんなコピーに惹かれ、ふと読んでみたくなった本です。

個人的には、今まで読んだことのなかったタイプの物語で、引き込まれました。

フィクションなので当然とはいえ、ちょっとうまくできすぎかも..という場面がありつつも、勧善懲悪的な要素と人の縁の不思議さや優しさが感じられ心地よかったです。

じんわりとした余韻とともに、自分自身の行いを振り返ったりする機会にもなりました。

【Audible/オーディブル】 聴く本

(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が原本と若干異なるかもしれません。ご了承ください)


人生の分岐点

誰の人生にも何度となく訪れるであろう人生の分岐点について、あらためて想いを巡らせたくなるお話でした。

主人公の浜浦遼二、60歳。勤務先の運送会社が突然倒産。

社長の計らいで、思いがけず退職金代わりのキャンピングカーを手に入れたところから人助けの旅が始まります。

主人公もその他の登場人物たちも、個性的だったりクセが強かったり。人生を失うほどの理不尽さや辛さなど、それぞれが心に重荷を抱えています。

浜浦の寛容性・人間力というのか、なんとも言えない懐の深さと優しさがあり、キャンピングカーを通して縁を持った人々に、さまざまなよい影響を及ぼしていきます。


印象に残った言葉

特に印象に残った主人公の言葉はこちらです。

・ 善を為すこと最も楽し(ぜんをなすこと もっともたのし)

・ 為善最楽(いぜんさいらく)

出典は、中国・後漢時代の歴史書『後漢書』。

善い行い(よいおこない)をすることが一番楽しいことである、という意味だそうです。

主人公は、キャンピングカーでの道中で何度となくひどい目やピンチに遭遇。

それでも、関わった人々との対話を通して自らの心に従って人を助け、マイナスの出来事をプラスのものに変えていきます。


「そのほうが喜ぶ人が多くて楽しいんじゃないかと思う」という言葉の通り。

まさに、善い行いによって、周囲の人の態度が軟化したり言動が変わったり、不思議な影響をもたらしていきます。

ややひねくれ気味でクセの強い登場人物、黒河内という男性の発言が変わっていく場面も印象的でした。

もしかしたら、人を困らせるより助けるほうがストレス解消になるんじゃねーかな


生きていれば、大変なことは数々あり、うまくいくことばかりではないけれど。

ときには、喜ぶ人が多いほうが楽しいのでは(善を為すこと最も楽し)、という基準のもとに自身の言動を選択してみるのもあり。

面白い人生の分岐点がやってくるかもしれませんね。

↓続編はこちら


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