こちらの本を読みました。(オーディオブックで読了)
伊坂 幸太郎(著)、松本 健太(ナレーター)
【Audible/オーディブル】 聴く本(* 聴き書きのため、引用として記載した文字が底本/原本と若干異なるかもしれません。ご了承ください)
概要
逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する! 無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。
(「BOOK」データベースより)
同調圧力がこわいと感じたときに必要なのは。良心と少しの勇気
「逆ソクラテス」の登場人物である小学生(転校生・あんざい)の言葉です。
僕は、そうは思わない。
同調圧力が強いといわれる日本。小説の中とはいえ、まっすぐに放たれた少年のこの言葉がとても印象的でした。
小学校を舞台にした5つの短編集。
いずれの物語も、子供の頃に意識が戻っていくような感覚になりました。
子供の世界も大人の世界も関係なく。必要なのは、自他を受け入れつつ、良心に従い、ほんの少しの勇気を持つことかも。
許すことと勇気を持つことを忘れない
上記のように感じた理由は。
・ あらゆる場面で「同調圧力」というものを感じる機会が増えている気がするから。
・ 子供時代の教室という場所、大人になってからの職場という場所、それ以外のさまざまなつながりの中でも、同様の悩みは存在するから。
・ 年齢にかかわらず、適切に意思を表現するのが難しく感じることもあるから。
・ 誰もが人の意見や思いに耳を傾け寛容性を持つことも、今後はより重要になってくると思うから。
・ 一時的な批判や文句を言うことは、誰にでもあるとしても。その行いを続ければ、やがて取り返しのつかないことになるから。
客観的に自問自答する時間を持つ
本書を聴いて(読んで)、忘れていたような記憶の断片がよみがえってきたりしました。
子供の頃から、中年の大人に至る現在まで。
良心に従えなかった、様々な圧力に対抗できなかった、弱く不甲斐なく愚かな自分を振り返るのは、精神的にも苦しい部分があります。
けれど、何歳になろうとも反省したり、意思を伝えたり、少しの勇気を持てるように、自身を変えていくことは可能なのだと思います。
・ 誰かを萎縮させるような言動をとっていないか。
・ 自分自身がおびえたり萎縮していないか。
・ いじめにつながるような言動はないか。
・ 高慢になったり人を威圧したりしていないか。
・ 思い込みで人を判断していないか。
・ 無意識に差別的な発言をしていないか。
・ いつまでも誰かを許せずにいないか。
・ 圧力に負けそうになり、本心とは違う安易な方向に流されていないか。
・ 自分の中の良心や理性に従えているか。
・ 思考も言葉も行動も、勇気をもって悔い改めることができているか。
歳を重ねたぶんだけ、誰もがよい人間になれるとも限らないからこそ。
ときどき冷静に客観的になり、上記のようなことを自問自答していきたいなと思います。
***
・ 俺は、変だとは思わない。
・ 僕は、情けないとは思わない。
・ 僕は、そうは思わない。
・ 敵は、先入観だよ。決めつけ、のことだよ。
必要なのは、ほんの少しの勇気。
人の考えを受け入れたり、自分の価値観も恐れずに伝えながら。
同調圧力をかけることも、かけられることもない世の中が、当たり前になっていきますように。
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