人生がつらい、苦しいときこそ。よい言葉を使う

こちらの本を読みました。

佐藤 優(著)


閉塞感の中にいるときに、人はどんな心の持ち方で過ごしていけばよいのか。そんなことを思いつつ読んでみました。


人生がつらい、苦しいときこそ。【よい言葉を使う】

本書の中で、個人的に特に心に刻まれた内容がこちらです。

人間は原罪を持っている。罪から悪が生まれるので、この世界には深い闇が存在している。それに対し、言葉には光の機能があるので、正しい言葉の使い方を身に付けることによって、人間は闇から抜け出すことができるようになる。

■ 言葉には光の機能がある。

■ 正しい言葉の使い方を身に付けることで、闇から抜け出せる


言葉には、人生を左右するような力もある。

上記の箇所が印象に残った理由は。

□ なにげなく言葉を使っていることに、あらためて畏れ(おそれ)を感じたから。

□ 「言葉の力」は、よい方向にもわるい方向にも使える(ときには人の生死にもかかわる)ことを、再認識したから。


よい言葉を使うよう意識する。

「正しい言葉」というと、ちょっと気持ち的にハードルが高いかんじですが、「よい言葉」と考えてみると、シンプルかもしれません。

◇ 例えば、下記のとおり。

・ ○○が嫌い → 少し苦手、得意ではない

・ ○○が悪い → 改善の余地はある

・ 通路の○○が邪魔 → 位置を変えると通りやすそう

・ 自分にイライラする → ちょっと休息が必要な時期かも

等々。

ややダイレクトな言葉を、キツくない表現、やわらかい表現に変えて、ふだんの会話や自身の思考を意識してみるとか。

たったこれだけでも、会話の雰囲気もよくなったり、話す自分の感情も落ち着いたりします。

(正しい言葉、よい言葉というのも、人によって解釈が異なると思うので、自分なりに考えて実践することが大事かも)


「口は災いの元」とは言いますが、一度、口からこぼれ落ちた言葉は、取り返すことができません。

ただ、人間は弱いので、つい気持ちが高ぶって、強い言葉を発してしまうこともあると思います。

それでも、気づいたときから少しずつ変えていくことはできます。(言葉もトライ&エラー)

例えば、心に溜まるものがあるときは、口に出さず、ひとまず紙に書く。

これを日常的に試してみるだけでも、平常心を取り戻せたり、よい言葉を使おうとする意識を再確認できたり、人生の役立ったりします。私も適宜、実践中。


世の中の激しい変化、災害やパンデミック、経済停滞の影響など、人間は常に不安を抱えながら生活しています。

そういう状況のなかでも、前を見て歩いていくための「言葉」を得られる1冊。

私を含め、聖書や宗教について詳しくない人にとっても、読みやすいと思います。

すべてを理解したり納得したりは難しくても、自分にとって心の糧となる言葉と出合えるかも。


***

生きている限り、予期せぬことやつらいことは、誰にでも起ります。

そんな中でも、「よい言葉」を選ぶ、使うということは、今日からでも実践できます。(特別な道具もお金も必要なく、年齢も関係ない)

言葉には光の機能がある

人生で大変な時期こそ、言葉を大切に選ぶことが、自身にとっても周囲の人にとっても、明るさを見いだすことにつながるように感じます。

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