こちらの本を読みました。
桑原 晃弥(著)
投資の神様とも呼ばれる賢人の言葉から、人生の知恵を学べる1冊です。
生きるうえで大切にしたいことを、考え直すきっかけにも。
賢者の名言から、人生で大切にしたいことを学ぶ。
ウォーレン・バフェット氏の【88の名言】が、著者の解説とともに、コンパクトにまとめられたもの。
ひとつの項目が簡潔で、寝る前などにも読みやすいです。
基本的には、投資にかかわる名言について書かれています。
ただ、それのみならず、氏の【哲学的】な一端にも触れることができ、【人生訓】として読むこともできます。
■ウォーレン・バフェット氏とは。
・アメリカの投資家、経営者、資産家
・1930年8月30日生まれ(現在88歳)
・今なお現役で活躍し、地元のネブラスカ州オマハで生活中
・長きにわたって世界長者番付にランクインする大富豪
・一方で、質素な生活を好む
・慈善事業にも熱心
・投資の神様、オマハの賢人とも呼ばれる
一般人には想像もつかないようなすごい方です。
一方で、その人となりが垣間見えると、投資のことなどよく知らなくても、どこか魅了されたりします。
人生で大切にしたいことに沿って生活する。
本を読んでみて、個人的には下記のような、ごくシンプルなメッセージが心に残りました。
- 人を信頼し、大事にする。
- 尊敬できる人と時間をともにする。
- 自身で定めた基本原則を守る。
- よい習慣を持つ。
- 好きなことに熱中する。
何を大切にするかで、人生は変わっていく。
バフェット氏は、子供の頃から、自分で小さなビジネスをしたり、大学生の頃にはすでに投資で立派な収入を得ていたそうで。とても一般的な育ち方とは言えなそう。
一方で、
・ウォール街や投資家という言葉の持つイメージ(拝金主義的とか)とは正反対
・誠実で人間味あふれる人物
・なかなかジャンクで、同じ食べ物を繰り返す食生活を好む
(ハム・サンドイッチやコーラなどを、毎日続けて食べるのが好きだったり)
・現役で仕事を楽しみ、豊かに暮らしている
誠実性や、子供のように好きなものばかり好む食習慣(それで健康を維持しているのもすごい・・)に、どこか親しみをおぼえたり。しかも成果を出し続けている。
多くの人々が惹きつけられ、その言葉や価値観、生き方を知りたいと思うのも、うなづけます。
本書で、印象に残った中から2つほどあげてみます。
よい習慣と準備で、30年後の頭脳と体の働きも変わる。
「(略) 大切にしないと、40年後に自動車と同じようにぼろぼろになる。それが今から、きょうから、やらなければならないことだ。
10年、20年、30年後の頭脳と肉体の働き具合が、それで決まるんだよ」
・人生を【長い目で見る】ことの大切さ。
・人の【体、頭、心】も、長く健康でいられるように、人生の最後まで大切に扱い、使い続けなくてはいけない。
・そのための【よい習慣】(思考・行動など)を持つこと。
これらは、わかっていても、なかなかできない・・ということもあると思います。
落ち込むのではなく、【今日から】でも、自分の体や頭を大切にするための、よい習慣を始めてみるきっかけにしたいですね。
何歳になっても、もっと面白いことはこれから、という気持ち。
「もしその本が伝記のようなものになるのなら、私はもう少し待つべきだと思います。
なにしろ底抜けの楽天主義者ですから、最も面白い章はこれからやって来ると考えてしまうのです」
出版社から自伝の依頼を受けていて、お詫びの手紙を送った際のエピソードです。
・今を楽しむこと。
・いくつになっても、この先にもっと面白い楽しいことができると考えること。
こんなふうに素直に信じ、思い続けることができれば、人生はもっと豊かで素敵なものになっていきそうです。
自分の価値観を棚卸してみる。
持って生まれたものや育った環境など、誰もが違っていても。
バフェット氏の価値観や知恵から、何かを学ぶことはできます。
これまでの自身の価値観を棚卸してみるような気持ちで、思うことを紙に書き出してみたりすると。
大切にしたいのにできていなかったことや、人生での優先順位の変化に気づいたりするかもしれません。
自分が思う価値観の確認ができると、周囲に惑わされず、人生の迷いも少なくなっていきそうです。
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「リスクとは、自分が何をやっているかわからない時に起こるものです」
この言葉も、とても印象に残りました。
人は、人生が長くなるほど、周囲に流されて冷静な視点を持てなくなったり、大切なことを忘れたり、自分には難しいと思ったりしがちです。
- 自分が人生で大切にしたいことは何か。
- それらを大切にしながら生活できているか。
本書を読みつつ、それぞれが望む豊かさや人生について、見直してみるのもよいですね。
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